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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第49章 答え合わせ





『征一郎に会えるのも、これが最後?』

「大丈夫。また会える」

『嘘じゃない?』

「ああ」


昔と比べ明らかにまとう雰囲気が柔らかい赤司の左右で色の違う瞳をジッと見つめる

ここでさよならちゃんと彼も告げるだろう。嘘じゃないと判断した苗字は安心して不安そうな表情をやめた


『そっか。じゃあまたね征一郎、ありがとう!』

「ああ。征十郎によろしく」

『もちろん』


ニッコリ笑うと彼も不敵に笑った。彼もここで彼なりに幸せなのだろうかと、もう少し言い合える中になったら聞いてみようかと考える

次会う時までに話題を考えておこうと増えて行くオレンジ色の光を確認しながら苗字手を振ろうとすると、手首を彼に掴まれ肩が跳ねた


『何!?完全にバイバイする流れだったじゃん!』

「失念していたことがあった」

『今?!もう帰るよ?』

「すぐ終わる」


何をするんだと戸惑っている彼女の手首を掴んでいた手を頬に添え、赤司は苗字の左まぶたに唇を落とす

まさかの事態に驚いた彼女が驚いて瞬きを1つすると、空間が白から徐々にオレンジに変わっていき、苗字の髪の色もオレンジ色に変化していく

空間の色が完全にオレンジに変わった時、征一郎と呼ばれる赤司の顔が離れていった

急な出来事に思わず驚いてまばたきを何回かするとまた左右で色が違う瞳と目が合う


『…これが忘れ物?』

「ああ。大事なことだ。向こうに行ったら分かる」

『…ソウ』

「真っ赤だね、早く行くといいよ」

『ねえこれ浮気だと思う?』

「アイツに聞くといい。僕は知らない」


こちらの有無も確認せずやった癖になんて勝手な男なんだと考えるが、よく考えれば征十郎と呼ばれる赤司も苗字の確認を取らずに色々するしされたなと、もう1人の人物を思い出し笑った

そうしている内に意識が遠のいていき勝手に瞼が閉じられ、彼女は消える

残された彼はわずかに残っているオレンジ色の光をしばらく見つめた後、いるべき場所へと帰って行った





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