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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第49章 答え合わせ




その後も苗字が悩んで色々な名前を出すがことごとく却下されていく

一体どこに征十郎の要素があるんだとだいぶ外れてきたところでりんごのクッキーが無くなり、紅茶を一気に飲み干す


『じゃあ根本を変えよう!せい。せい…せいいち…征一郎!』

「…征一郎?」

『征十郎が勝利…1番?にこだわってたから、その1!どうだ!』


どや顔の彼女は本来の征十郎より上の数字に関してはどうかと思うが、今までに比べればマシなネーミングセンスじゃないかと指で1を作り笑う

数秒立っても表情の変わらないまま見つめ返す赤司が気に入らなかったのかと笑顔を崩し、指の1を力なく膝の上に戻したところで、彼は口を開いた


「悪くない」

『え、ならもう少し表情出してよ…
じゃあ僕の征十郎のこと、これから征一郎って呼んでいい?』

「ああ」

『せいいちろー!』

「用が無いなら呼ばなくていい」

『今のは確認でしてな?』


色んな事を喋り極めつけに頭を使ったからか彼女は溜め息を吐き、テーブルに突っ伏す

するといきなり支えになっていたテーブルが急に消え、そのまま床にぶつかるのではと目を瞑った瞬間に彼が苗字の事を支えた


『わ、びっくりしたぁ…』

「僕も疲れた。一回寝たい」

『それならちゃんと帰るからテーブル消す前に言って』

「ああ。みんながいる世界に帰そう」


事後報告するところは征十郎そっくりだなと考える苗字の周りに、オレンジ色の光が瞬き始める

段々と増えていく光に先ほどの藍色の自分と黛同様消えるんだろうと察した

それと同時に先ほどの藍色の彼女と苗字、黛と僕の赤司が会えることはもうないと言っていたことを思い出した彼女は征一郎に会えるのが最後なのではと不安が生まれ瞳を見つめる





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