第49章 答え合わせ
『ねえ、征十郎…お兄ちゃんの心境もうちょっと教えてよ』
「お兄ちゃんとは誰のことだ」
『オレの方の征十郎』
「ふざけるな、僕の方が兄に相応しいだろう」
『でも先に生まれたのあっちの征十郎だし』
「僕も征十郎だ」
赤司の言うことはもっともなのだが、さっきからどちらも征十郎で呼び分けてをしていないため大変わかりにくい
他の彼らは苗字の事を苗字と藍色の苗字で呼び分けてくれていたが、彼らの場合どう呼び分けれないいのかと首を傾げる
『じゃあ今目の前にいる征十郎の事、赤司君って呼ぼうか?』
「断わる」
『…征ちゃん?』
「その呼び方は玲央だけで十分だ」
『じゃあ名前つける?名前、何がいい?』
「2号は嫌だね」
『2号の姿してたからつい…ごめん』
流石に犬と同じ名前は嫌だっただろうが2号の姿をしていたんだから仕方がない
むしろあの犬の状態から赤司だと気が付く方が難しいだろうと考えるが、良く思い出せば言葉遣いが彼だった
今は2号と呼び始めた経緯を思い出している場合ではないと腕を組みどんな名前がいいかを考え始める
『…征十郎の十を2乗して征百郎』
「本気だとしたらセンスを疑うね」
『だって全然違う名前つける訳に行かないし…なんだ?征十…せいじゅ…征十…太』
冷ややかな視線とオーラに彼からの却下という言葉に出ていない意思を感じ取る
仕方がない。苗字の中であのカラフルな頭たちの下の名前からとってみようと思って黄瀬涼太の太が出て来てしまった
青峰から輝を灰崎から吾を、高尾から成を取って最後に虹村の造を取ってくっつけてみるがいまいちピンとこないと、百面相する彼女を赤司が面白がっている