第49章 答え合わせ
『帝光に行ったのは?』
「いきなり白雪姫の世界に連れて行っても脚本通り出来ないだろう。僕の優しさだ」
『…あの世界については、聞いて大丈夫?』
「ただ可能性の世界線だ。君がいなくなったことで閉じられたよ」
続いて彼らを挟むテーブルの上に紅茶とお菓子が出てくる
ここで食べたり飲んだり出来るのかと新しい事実に苗字が驚きながら、勧められてきたので食べるとりんごの味がするクッキーだった
気軽に食べるに苗字を見た赤司がりんご飴を食べて眠ったのを覚えていないのかという視線を送るが、もう疑っている様子は無さそうだ。そのままティーカップを取って紅茶を飲み込む
『じゃあ、あたしを白雪姫の世界に連れてった理由は?』
「先ほどの願い事を叶える代償として試練を与えただけだ」
『試練?』
「この世界に本来いない存在で、今後も何かのはずみで消える可能性はゼロじゃない
この世界に苗字名前という存在を残すために、君を隠して彼らに探させたのが試練だ」
『…試練にしては簡単だったんじゃない?』
「実際期限ギリギリだっただろう」
『うん…まあ、すぐに気がつけなかったあたしのせいだけど』
代償と言っているが当のに苗字は寝ていて、目が覚めると黛と会話をしていただけだ
けれど試練と言われても難しいことを振られても困る。それでも今回の試練のおかげで黛との不思議な関係も理解できたた
むしろ試練だったのは向こうにいるカラフルな頭たちの方ではないだろうかと苗字は苦笑いを浮かべる