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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第49章 答え合わせ





「…まさかまたこの姿になれるとは、思ってもなかったよ」

『なんで?ナッシュとかと戦った時、消えたはずじゃ』

「彼の中から消えたとしても心は残ったんだ。例えて言うならやり残して悔いがある幽霊みたいなものだ」

『もしかして…空から見てたって言うのも!』

「実際は空からではないけどね、見ていたよ」

『ずっと、見守っててくれたの…?』


こっちの世界に戻ってくる日の現実は間違いなく心が落ち込み切っていたと、雨の中傘も差さずにいた自分を苗字が思い浮かべる

見守ってくれていたという事実に心の奥が震わされ鼻の奥がツンとし苗字の視界が揺れた

対して黛は驚いたようだが感情が揺さぶられた様子には見えない
けれど組んでいた腕を解いて赤司に1歩近づいた


「…だからってオレ選ぶんじゃねぇよ」

「他の人には頼めなくてね、千尋を選ぶほかなかったんだ」

『病院で花札のおじいちゃんも夢にお告げがあったって言ってたよね?あれも征十郎が関与してる?』

「ああ。そうだね」

『でもおじいちゃんって、僕の征十郎と関係なくない?』

「彼はもう1人のことも知らないからね、僕の事を受け入れやすかったんだよ
千尋についても僕になってから見出した人物だ。同じく僕という存在を受け入れてくれるだろうと思っていたから選んだんだよ」


確かに赤司、というより「キセキの世代」は中学の頃から有名だったので試合したりと交流戦で会ったりしていた

苗字がいた世界線であればもう1人の赤司になったのは高校1年生の4月。それから出会って、彼自身と関り深い主要人物は黛くらい

いまいち脳が上手く回らず腑に落ちるような感覚はないが、オレが主人格の赤司がイメージにあるとだめなんだろうと納得させる

なんだかすごい話になって来たなあと今更しみじみしていると、赤司の後ろで青色の光と共に顔は苗字と一緒だが今の彼女の姿より少し大人びている藍色の髪を1つに束ねた女性が現れた






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