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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第49章 答え合わせ




『2号』

「夏祭り以来だね、元気そうで何よりだ」

「オレとは元旦以来だろ」

「ああ。あの時迎えに行ってそのまま連れて来ると思ったんだが、まさか火神に任せるとは思ってなかったよ」

「オレがわざわざ訴えとかするタイプじゃねえだろ。つーかオレが任せたのは赤司だ」


確かに黛が「元に戻るため一緒に約束の場所へ行こう!」みたいなことを言うとは思えないと、その姿を想像した苗字が口元に手を添えて口角を上げる

それでもあの時夢かもしれない2号からの助言を信じて藍色の彼女の事を迎えに来てくれたことや、一緒に京都に行ったときのあの態度を見ると何だかんだ根は優しいんだろうと言葉にはしないが考えていた


「まあ彼女が自ら体を返しに来てくれたんだ。結果的には問題なかったよ」

『…でも呼び出したのも、今回眠らせたのも2号だよね』


何なら藍色の苗字が逃げやすいように、元旦に花札を嗜むおじいさんにも女性の服の用意を伝えている
それなのに黛に彼女がどこにいるのか教えるのは矛盾していないだろうか

彼女が消えた後に記憶を消したのは願っていたからだと言っていたが今回はどんな理由で眠らされたのか、呼び出したり眠らせたり
藍色を手助けしたかと思いきや橙色自身の願いを叶えていたりと、いったい彼は何がしたいのかと考える苗字の近くへと4本足を使って2号は近づいてきた


「もう少し早く聞き出してくれるか自ら話すと思っていたんだが、思ったより期限ギリギリでこちらも焦ったよ」

『まさかりんご飴が鍵だと思ってなくて』

「そこまで察しが悪いとは思ってなかったが、まあなんとかなったね」

『…試練はこれで終わり?』

「ああ。見事だったよ」


ほとんど何もしていなかったが良かったと苗字がホッと胸を撫でおろす

しかしどうやって夏祭りに子供の姿に化けていたんだろうと喋る2号を視界に入れた後、ちらりと黛に視線を移すと明らか不満そうに腕を組んで犬を見下ろしている

彼が不満になるのは当然だろう

元旦に続いてこの1ヶ月寝ている間、夢の中まで邪魔されていんだと黛の巻き込まれ具合に申し訳なさを感じながら彼が不服そうに口を開くのを見ていた





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