第48章 さよならを
「赤司君から、手紙書こうって提案されて、書いたの
泣いちゃって滲んじゃったところ、あるんだけど、読んでくれる?」
『さつきちゃん、赤司君』
気が付けば周りにいるそれぞれ全員が色も柄も全然違う手紙を持っている
潤む瞳から水が零れるのを必死に我慢し誰から受け取ろうかと迷っていると、目を合わせた彼らが順番に出てきた
「なんかこういうの改めて書くと恥ずかしいけどな、字きたねえとか文句言ういうなよ」
『…確かに虹村さんが手紙っていうイメージ無いです。ありがとうございます。嬉しいです』
「…オレはあんま接点なかったけどな、またボーリングしようぜ」
『アイス半分こしてくれたの優しいなって思ったよ。ありがとう灰崎君』
「やさしーだってよ。灰崎」
「茶化すな虹村!サン!ちゃんとさんって言ったろ!」
灰崎を睨みつける虹村というこの2人の様子に笑いが浮かぶ
2人に合わないパステルカラーの封筒にはにかんでいると、それぞれから手を差し伸べられて握手を交わした
「手紙書くとか小学生ぶりだったわ。漢字間違ってても笑わずスルーしてな」
『ふふ、間違ってるところ見つけたらはにかんじゃうかも。ありがとう高尾君』
「あまりきれいな字ではありませんが受け取ってくれますか?」
『黒子君、一緒の大学で心強かったよ。ありがとう』
「ボクも一緒に通えてたのしかったです」
比較的身長が近い2人からも爽やかな柄が入った封筒をもらう
虹村と灰崎と握手をしたからなのか彼らからも握手を求められ手を握ると、後ろから紫原と青峰が2人に比べうと無の表情でやってくる