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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第40章 ここってもしかして





『征十郎、自主練してく?』

「…流石に初日からは厳しいね。帰ろうか」

『分かった。着替えて来るね』

「ああ」


先に出て行った苗字を見送り振り返ると、同じ1軍に選ばれた同級生がゼーゼーと肩で息をしている

自分も人の事は言えないなと見ていると、彼らも自主練習はしないらしく出口に向かって歩いてきた


「あー…こんな練習きつかったっスっけ…」

「全中前の方がきつかったのだよ」

「つってるけど緑間もめちゃめちゃ息上がってるよな」

「そーいう大輝は自主練しなくていいのかよ」

「まだいいわ。流石に帰ろうぜ」

「お菓子食べたーい…」


流石に当時の体力では厳しいのはみな同じかと笑いながら更衣室に行き着替えを終えて外に出ると、聞きなれた話し声が聞こえてくる

その方向へ足を進めると、まだ着替え終えていない苗字と少し体調の悪そうな黒子が座っていた


「名前、黒子」

『征十郎、帰る?』

「ああ…黒子はどうしたんだい?」

『練習がハードすぎてキラキラ~ってしちゃったみたい。着替えに行く前片づけしてたら休んでるところ見つけて、一緒に話してた』

「きつかったです…」

「黒子っち大丈夫っスかー?」

「着替えられるか?」

「はい…もう大丈夫そうです。行ってきます」

『じゃああたしも着替えてくる。先帰ってていいよ』


黒子の後を追うように着替えに行く苗字を見送る

先に帰っていていいと言われたが、そうもいかない。帰る気がないと察したのか灰崎はカバンを持ち直し、赤司に向く








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