第22章 おでかけ
そのまま会話を続けていればいつもの高さに、乗り場に戻ってくる。先に降りた赤司の手を借りて降りると、桃井が花を散らして頬を赤くしていた
ああ楽しかったんだなと誰が見ても分かる状況を微笑ましいと見ていると、苗字に横から衝撃が走る
「名前っち!なんでオレキャプテンと2人にされたんスかー」
『ごめん征十郎と2人が良くて』
「すまないな、黄瀬」
「ぶー…」
「たまにはスモールフォワード同志仲良くしようぜ、黄瀬」
「…ま、実際良かったっスけどね」
一体何を話したんだろうとみんなが疑問に思ったが教えてくれるわけではないらしい
苗字とて赤司と何を話したかなんて教える気がないのでこれ以上追及するつもりはなかった
流れに身を任せ1人待機しているであろう青峰のところへとみんなで歩く
「大ちゃんお待たせ!って…何食べてるの」
「チキン。うめぇ」
「いいな~お腹空いた~」
「そうだね、昼から時間も経っているし夕飯食べて帰ろうか」
異論はないようなのでみんなでキッチンカーが出ているであろう所へと向かうと長期休み中で書き入れ時せいか中学生の頃みんなで来た時よりもお店が増えている
「名前ちゃんクレープ食べよ!」
『クレープが夕飯…?いいけど』
「オレもクレープ食べた~い」
「お汁粉が飲みたいのだよ」
「ハンバーガーあっかな」
「なあこいつら昼も似たようなの食ってたよな?」
流石に寒いので温かいクレープにしようと心に決め列に並ぶ。行列から戻るとチキンやらケバブやら色んなものを食べている火神の姿が目に入り、この行列の中どうやってこの量を購入したんだとみな疑問に思った