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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第22章 おでかけ




「おっしゃー行くぜ!!」

「ぜってぇ負けねえっス!」

「カートって意外と小さいんだね~」

「紫原君、入りますか」

「うん。行けそ~」

「真ちゃん運転出来んの?」

「舐めるな。人事を尽くしているオレには出来て当然なのだよ」

「緑間が運転とか想像出来ねーな」


話をする彼らは係員の指示に従ってカートに乗り込み、合図とともに走り出す

想像していた通り、青峰、黄瀬の白熱したバトルが始まる。その後ろを虹村と高尾が追いかけ、後ろにその他が等間隔で走る


『…誰が2位になると思う?』

「運転上手いっていうし虹村さんとかどうかな」

『それ言ったら和成も器用だからなーそつなくこなしそう』

「ちなみに1位は?」

『征十郎でしょ』


間違いないと2人で頷きながら目で追っているとカーブを曲がっていった彼らの姿は遠くなり誰が誰か分からない

しばらくさつきと会話していると、先頭が壁にぶつかり後方にいた誰かも巻き込まれる


『あれ誰?』

「きーちゃんかな?巻き込まれてるのは後ろにいた誰かだと思う」

『こういう時後退…出来るのかな?』

「危ないから係員の人待つって書いてあるよ」

『じゃあ最下位はどっちかかな…』


最終コーナーを1番最初にかかったのは虹村だったが、赤司がドリフトで彼をインから抜く

待っている人もまさかの技術に驚きの声が上がり、そのまま直進を加速した赤司はゴールした


『やっぱりね』

「流石赤司君…」


次いでゴールしたのは桃井が予想した通り虹村だった。次いで順にゴールするが黄瀬と青峰だけ一向に戻ってこない

やはりあそこでぶつかっていたのは彼らだったかと思っていると、2台が猛スピードで戻ってくる

負けたのは僅差で黄瀬だった。それも予想がついてた2人は想像通りの展開に頷いてしまう






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