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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第18章 ウィンターカップ 後編





黄瀬と緑間2人で待っていると、苗字と黒子がやってくる


「名前っち黒子っち!やっほー!」

「黄瀬君、緑間君、お久しぶりです」

「久しぶりだな」

『なんで2人一緒にいるの?なんか珍しいね』

「自販機のとこで一緒になって、一緒に行くことになったっス!」

「連れてこられただけなのだよ」

「紫原っちもいるっていうから呼んだんスけど…来ないっスかね」

『あ、あれじゃない?』


遠くから他の人より背の高い男が歩いてくる両手でポテチを開けようと封を引っ張っている姿が見える

歩きながら引っ張っているためヒヤヒヤするが、体が大きく目立つせいか周りが避けてくれている


「紫原っち〜!こっちっスよ!」

「お菓子が開かな~い、ミドちんハサミ持ってない~?」

「持ってないのだよ」

『ハサミ持ってたらやばい人だよ、ねえ黄瀬君』

「やーでも緑間っち前持ってたからなあ」

「ラッキーアイテムとは言え刃物を剥き出しで持つのはやめたほうがいいと思います」

「問題ない。今日のラッキーアイテムはモバイルバッテリーなのだよ」


手に持つモバイルバッテリーをこちらに見せてくる緑間に相変わらずだなあと笑っていると急に黄瀬が歩き出す

一人で階段を上って振り返って彼らがいる方を見る


「懐かしいっスねえ、ここらへんで赤司っちがハサミ突きつけて」

「あれは危なかったのだよ」

『…赤司君って、そんな人だったっけ?』


知る限りではスマートにエスコートして、皆から一歩後ろから物事を見る人。そして統率力がすごい人だと思っていた

苗字が一致しない赤司像に頭を抱えているとふと緑間が目に入る

その瞬間場面が変わった。過去にも1度体験したことがある

黒子と黄瀬と緑間に囲まれているが、1番の謎は黄瀬に自分自身が髪を切られていること
規則的な音と共に焦げ茶色の髪が足元に落ち、風に吹かれ飛んでいく

なぜこんなところでと思うが、誰も苗字が見ていることに気づいていないというより見えていないようだった






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