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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第17章 ウィンターカップ 前編





翌日、目が覚めた苗字は見慣れぬ天井に一瞬どきりとするが、すぐに合宿に来ていることを思い出す

その直後、自ら布団に入った覚えがなく再び焦り飛び起きたが、壁際にある自分の荷物と相田の荷物
既にきれいに畳まれた1組の布団が目に入り、指定された部屋に泊まっているようで安堵の溜め息をつく

布団から出て支度を始めると、不在だった相田が部屋に戻ってきた


「あら、おはよう」

『おはようございます』                                           

「早いわね、まだみんな寝てるんじゃない?」

『…あの、リコさん私昨日どうやって布団入りました?』

「火神君が運んでくれたのよ」

『火神君が…』

「黒子君も一緒にね、まあ名前ちゃんのことを運んでいたのは火神君だけど」


温泉を出た後喋っていたらそのまま寝てしまったんだと察し、火神に運んでもらえて嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちと、重くなかったかが心配になる

表情がコロコロ変わる苗字を見ながら相田が楽しそうに笑う


「大丈夫よ、軽々運んでたわ」

『…本当ですか』

「こんなことで嘘つかないわよ」


相田の言うことを信じたい苗字はそれ以上言及せず。顔を洗い化粧を始める

気が付けば部屋の外がだんだん騒がしくなってきて、彼らが目覚め始めたのだと理解する

朝食の時間、会場へいくとみんなで大笑いをしているところだった






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