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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第17章 ウィンターカップ 前編





決勝リーグを突破し合宿当日、まずは誠凛高校に集合することになっている

準備があるから相田は早めに行って体育館を開けておくと言っていた

1日目はあくまでオフなのだが、火神が早めに行って体を動かしたいと言っていたので、中高生の時に使ってたであろうボストンバッグに荷物を詰め込み、約束した時間に外に出ると既に火神が待っていた


「火神君お待たせ」

「おう、行くか」


彼の横に並ぶと、肩にかけていたボストンを奪われ彼の肩にかけられる


『大丈夫だよ、自分で持つよ』

「着いたときオレが怒られる」

『…ありがとう』

「おう」


彼に比べ身軽な状態で誠凛に到着する

すでに何人かは集まっている体育館からボールの弾む音とバッシュの音が聞こえてくる


「ウス」

『おはようございます』

「出発は午後だって言ってるのに、なんでこうみんな早く集まるのかしら」

「やっぱ出場決まってジッとしてらんないんだよね!」

「そうなんです!先輩たちもですか?」

「オレらもに決まってんだろ、じゃなきゃこんな集まんないよ」


すでに多くのメンバーが体育館に集まっているが、まだまだ人がやってくる

出発時間まで数時間あるにも関わらず、気が付けば部員全員が体育館に集まっていた

そして恒例行事となっているのか、黒子と火神だけでなく日向、木吉の代はもちろん降旗達まで全員集合している

テツヤ2号も連れていくそうでユニフォームを着て黒子の足元をウロウロしていた


「今日はオフなんだから軽くにしなさいよー」

「はい!」

「名前ちゃん、来てくれて本当にありがとう!
日向君達もくるってなったらから本当に助かるわ!」

『いえ、私も誘ってもらえて嬉しいです』

「相変わらずなんていい子なの…3日間よろしくね」

『はい、頑張ります』


相田が軽くと言ったのに、気がつけば5対5の試合の始まってしまったので流れをメモする

ウィンターカップ直前なので在校生同士がチームで連携を強めるようにしたが、どちらが勝つか分からない試合だった

たまに火神がゾーンに入るが、まあゾーンに入れる選ばれたものがいなくもないかもしれないということでそのまま試合は続行された

念の為言っておくが、今日は移動日でオフである






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