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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第15章 みんな一緒に




1番目になっているのは虹村だったので遅れながらもボールを投げた

投げたボールは10本すべてのピンを倒し、ストライクをとる


「っしゃあ!」

「うわさすがだわ虹村さん」

「ナイスです」

『すごいです!』


両手を掲げながら帰ってくる虹村とハイタッチを交わし、次の投手である黒子が立ち上がる


「テツ!ボール手のひらで叩くなよ!」

「心外です。そんなことしません」

「テツくんがんばってー!」

「黒子っちファイトー!」


隣のレーンから黒子に向かって歓声が上がり、そんな中黒子はボールを放った。1投目に6ピン、2投目に2ピン倒し計8本のピンが倒れた

黒子の珍しい姿に桃井がキャーキャー言っており、苗字が微笑んでいる


「思ったよりやんな黒子」

「8ピン倒しただけで褒められるくらい虹村さんの中でボクじゃ運動音痴なんですか」

「わり、中学の時の記憶がなあ」

「っし、虹村さんに負けねー!」

「おーかかってこい高尾負けねーからな」

『がんばれ高尾くーん』

「高尾君、頑張ってください」

「おお、オレの時は誰も応援してくれなかったな?」

「次からします」

「言ったな黒子」

「二言はありません」


苗字の視線の先で高尾は9ピン倒したが、2投目ギリギリボールがピンに触れずスペアを逃してしまう

視界の端にいる虹村が小さくガッツポーズしたのを苗字は見逃さなかったが、触れないことにした








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