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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第15章 みんな一緒に




ボーリング場にたどり着くと大きなカバンを持った見知たことあるシルエットの人がイヤホンをして、鼻歌交じりにスマホをいじっている

赤司が声をかけるとパッと顔を上げて、イヤホンを外した


「お、やっと来た!1人でワンゲームやっちゃおうかと思ったわ」

「高尾、なぜいるのだよ」

「いや黄瀬から話はもらってたんだけど、さすがに間に合わねーから諦めてたらボーリング行くって話を赤司から連絡もらって、来たわけ」

「すまない。思ってたよりも時間がかかってしまった」

「いーって!誘ってくれてサンキューな!」

「夕飯は食べたのか」

「ラーメン食ってきた!餃子付きで!」


学割が聞いてご飯まで付いてきたと話す高尾は当たり前のように緑間の隣に立つ

そんな2人を見ながら黄瀬が何かを探すように周りを見る


「今日はリアカー無いんスか?」

「なに?乗っててほしかった?
1人で行ってんだからリアカー乗らねえっつの」

「いやそのイメージ強ぇんだよお前ら」

「おいおいやめてくれよなー」


笑いながら話す高尾を確認してから桃井と虹村で受付に向かってしまう

残ったメンバーで話していると、緑間の隣から苗字の前に高尾がひらひらと手を振りながら現れる


「名前ちゃん今度オレの試合も見に来てくれよな!」

『高尾君スタメンなの?』

「スタメンではねーけどレギュラー入ってんぜ」

『じゃあ今度見に行こうかなぁ』

「おう、待ってるぜ!」


黄瀬とは違う明るさを持った高尾と話していると苗字が釣られて笑顔になる。

ちょうどそこに桃井が受付済んだと声をかけに戻って来た

ボーリング場に入り貸靴を借りていると虹村が人数を数え始める






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