第15章 みんな一緒に
赤司の試合が終わると観客は退場を始める
それは試合が終わった彼らも一緒のため、暑い外に出る前にと話し合いが始まった
「さ、メシ食いに行こうぜ」
「マジバ行きてえ」
「えーオニオングラタンスープ食べたいっス!」
「運動後に食うもんじゃねーだろ唐揚げ食うぞ」
「どれもどれなのだよ」
「お菓子食べたいな~」
「いま食ってんだろ紫原」
「そもそも日曜の夜に大人数入れるところあるんですかね」
もぐもぐお菓子を食べている紫原の横で黒子が言う。ごもっともだ
食いしん坊たちが何が食べたいかと討論していると、桃井が「はい!」と手を挙げた
「取れるよ予約!ちょっと歩くけどいいかな」
「さすが桃井、仕事早いな」
「何のご飯ですか?」
「お好み焼き屋さん!食べ放題!」
「食べ放題なら火神君も安心ですね」
「オレだけじゃねえだろ黒子」
「そうだね大ちゃんもだね」
「紫原もだろさつき」
「桃井、場所どこだ」
「駅の向こう側ですね、予約しちゃいます」
桃井のスマホを見ながら虹村があそこかと、自分のスマホでお店を調べ始める
いつまでも観客席にいるのもと、先程までよりまばらな観客席を後にしホワイエに向かった
しばらく待っているとジャージに着替えた赤司が現れた