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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第15章 みんな一緒に




第2試合の結果は、青峰のチームの勝利で終わる

青峰のシュートが紫原のブロックを潜り抜け、僅差で有るがなんとか勝利し、見応えのある試合だった

続く第3試合は赤司のチーム対木吉と花宮チームの戦いが始まる

 
『両方頭のいい大学だね』

「木吉さんと花宮さんってなんで同じ大学行ったの?」

「たまたまらしい。入試で知ったんだと言いふらしてた木吉センパイが」

「過去はさておき、いいコンビなのだよ」

「でも相手赤司君だからねえ…」

「花宮対赤司なんで見物じゃねぇの、頭いいもん同士なんだろ」

 
試合が始まり、ジャンプボールで弾かれたボールは赤司に回された

先ほどの青峰対紫原の試合運びとは大きく変わって、相手の様子を伺いながら試合は進んでいく

 
「そういや赤司、主将じゃねえんだな」

「1年から主将な方が異常なのだよ。アイツなら出来なく無いだろうが」

「高校生の時1年生から主将だったもんね」


3人の会話を聞きながら確かに赤司君統率力すごいもんなぁ、と思って彼を見る
 
赤司がボールを回していたかと思えば不意を突いて3Pシュートを決める

彼のその動作がなんとも綺麗だ。氷室のストバスでのプレイもかなり綺麗だったがなんだか目で追いかけてしまう

赤司のことを目で追いかけていると洛山のマネージャーの子から言われたのはこれが理由なのだろうか

考えながら見ていると前半戦はあっという間に終わってしまう


「当たり前だけど赤司優勢だな」

「赤司君が負けるとこまだ想像できないよねー」

「見たことはあるがな」


確かに彼の負ける姿は想像できないなあと考えていると、なぜだか頭が痛くなる

なんだろーと頭をマッサージをしている苗字の後ろから誰かが忍び寄る
 

「わっ!」

『わあ!』


大きな声にビックリして後ろを振り返ると、前半戦まで居なかった黄瀬が立っている

驚かせたのは彼自身なのに、なぜか驚いた表情をしている


「…そんなビックリすると思わなかったっス」

『黄瀬君…びっくりしたよ』

「えへ。オレ第一試合だったから見に来たっス!」

「連れてこられた」

「連行されました」

「コイツはオレが連れてきた」

 
黄瀬の後ろに虹村と黒子がおり、虹村の手には腕を掴まれた灰崎が立っていた





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