• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《4》

第11章 溶けていくもの




青峰の跳ね返したパックが押さえようとした火神のマレットをすり抜けてゴールした

それと同時に軽快な音楽が鳴り、ゲームの終わりを意味している

結果は、青峰の勝ちだった


「あーくっそまた負けた!」

「跳ね返さねぇのがわりぃんだよ」


野次馬をしていた人だかりも勝負が決まったので散り散りになっていくので、そこに桃井が近づいていく


「もぅ!2人とも!」

「おう、遅かったな」

「遅くないよ!2人の勝負が終わるの待ってたの!」


苗字はゲームのテーブルを不思議そうに見る

そんな様子の彼女を見て火神がマレットと呼ばれるパックを打つのに必要な道具をとる


「これ4人でもできるぞ」

「苗字、一緒にやろうぜ」

『うん!』

「じゃあさつきオレとやっか」

「えーしょうがないなぁ
大ちゃんひとりじゃ勝てないもんね!」

「ああ!?」


怒る青峰を放っておき、火神が苗字にマレットを手渡す

先程の彼らの戦いを見たので素振りをするが空気がまだ出てないので滑りが悪い
滑らないことに首を傾げる苗字に、3人が笑った

100円玉をいれると空気とパックが出てきて、火神が優しく苗字に回した


「打ってみろ」

『うん』


少し力を入れて打つと相手の陣地へと滑っていくが、桃井が返してくる

先程とは雰囲気が変わり、基本苗字と桃井が対戦をして届かない言いや取りこぼしそうな時に火神と青峰が手を出すようだ

ただ青峰の手が届かない桃井側からすり抜けて、ゴールに入った


『入った!』

「ナイス!」


火神が肩より高く手を出して来たのでら苗字が嬉しそうに勢いよくその手へ重ねて叩いた


「負けてられないね!大ちゃん!」

「取り返すぞ」


譲るつもりは無い桃井と青峰も気合を入れてパックを打ってくる、好戦的な火神は笑っている

先程同様良い勝負を繰り広げたものの、残念ながら苗字と火神は負けてしまった
楽しかったようでまたみんなでやりたいと彼女は話す

その後、同ゲームセンター内にあるUFOキャッチャーやガチャガチャなどを見て回り、今日はお開きと言う流れとなった






/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp