第11章 溶けていくもの
買い物が終了したので合流したい旨を伝えると、今ゲームセンターにいると返事が来る
桃井と2人でゲームセンターに向かうと彼らはホッケーを行っていた
身長が高い2人にはとても似合わない、低い台に中腰になって打ち合っており、合流した桃井と苗字には気づかない
「やるなぁ火神!」
「青峰もな!」
というか、本気で勝負している。
このままぉ互いゾーンになってしまうのではないか。
というかバスケ以外のスポーツで彼らはゾーンに入ることが出来るのか
「決着つくまで待つかぁ」
『そのほうがよさそうだね⋯』
白くて丸いパックが、常人にはとても追えない速さで跳ね返っていく
火神が壁の跳ね返りを利用し青峰の腕の隙を狙おうとするが、青峰はそれを跳ね返し、稲奏のような速さで火神の陣地へ突っ込んてでいく
「おっらぁ!」
しかし火神はそれをダンクと同じ要領で真上から止める、止めた同時に青峰の陣地に跳ね返す
しかし青峰の敏凄性で追いつかない速度だったはずなのに、追いついてしまう
しかしそこで、予想外のことが起こる
「なんだこれ!」
「うわなんだこの小せぇの…」
パックは1つだけだったはずが、横から通常のより小さいサイズのパックが沢山飛び出して来たのである
もちろんこれも点数に入るらしく、両者ともにオウンゴールを何点か入れてしまった
「クッソ!」
「このでかいのは入れさせねぇからな!」
通常サイズのパックを動かせば、小さいパックも動いてしまいゴールに入ってしまうが共に気にせず白熱した勝負を繰り広げる
両者ともに得点が増えていくが、肝心のゴールは決まらい
気がつけば周りにギャラリーが出来るほどの白熱した試合になり、皆が手に汗を握りどちらが勝つかを予想出来ない接戦になった