【R18】 銀魂 - 雪月花 - (もしもVer.)
第2章 添い寝
葵咲の笑顔に安心して、土方は布団の中へと入り、目を瞑った。葵咲はその横に正座して座り、じっと土方の方を見つめる。暫しの沈黙が流れた。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・って眠れるかァァァァァ!!」
変に意識してしまって眠れなかった土方は布団を蹴脱いで起き上がった。それを聞いた葵咲は至って真面目に言った。
「添い寝とかした方がいい?」
「余計眠れるかァァァ!!ガキじゃねぇんだぞ!!」
「別に子供扱いなんてしてないってば。でもご所望なら子守唄もつけるけど。」
土方の事など、全く意識していないといった様子で話す葵咲。
土方は少し考えてから、ボソリと呟くように言葉を押し出した。
「・・・・じゃあ添い寝しろよ。」
「え?」
ドサッ。一瞬で葵咲は土方に組み敷かれた。突然押し倒され、状況を把握出来ていない葵咲は目をぱちくりとさせる。そして自分の上に跨る土方に、恐る恐る言葉を掛けた。
「あ、あの…土方さん?これ…は・・・・?」
「男と女が添い寝するって意味、身体で教えてやるよ。」
「え?ちょ、土方さんっ!?…あっ!んんんっ!」
土方は葵咲の腕を押さえ込みながら、唇を重ねる。
「んっ!んぅっ、んんん…っ!」
濃厚なキスの嵐。重なる唇と唇、舌と舌からは、ちゅっ、ちゅっと音が零れる。土方の舌は葵咲の舌へと絡みついた。
「んっ、んっ、んんっ!」
息が止まりそうになる程、長い間唇を重ねていた。痺れるようなキスに、葵咲は力を奪われる。抵抗しようとする力が腕から抜けたことを確認すると、土方は唇を離した。
「はぁっ…。」
全身から力が抜けて、とろんとした表情になる葵咲。その色っぽい顔を見た土方は、欲情を掻きたてられた。