【R18】 銀魂 - 雪月花 - (もしもVer.)
第1章 お風呂場で
そして約一時間が過ぎた頃、ようやく隊士達は全員、風呂場から出て行った。静まり返った風呂場で、土方は声を漏らした。
土方「よ、ようやく出て行ったか。」
何とか理性は保てたな…。そう思いながら葵咲を下ろし、念の為にドアの隙間から風呂場を覗き見て、誰もいない事を確認してから二人はシャワールームを出た。
「あの、本当にごめんなさい。」
「別にいいって。お前は悪くねぇだろ。」
「ありがとう。」
そう微笑みかける葵咲、艶っぽいその姿を見て、土方はドキッとした。
折角ここまで持たせた理性が一瞬で吹っ飛んだ。
「・・・・・。」
「? 土方さん?? あのっ!?」
突如、土方は葵咲の腕を引いてそのまま再びシャワールームへと入った。
そして土方は葵咲を壁へと追い詰め、唇を重ねる。
「んっ!?…ふっ・・・んん・・・・っ!!」
土方の舌が葵咲の唇を割って進入してくる。
ちゅ、くちゅ…いやらしい音を立てて舌を絡ませる。
暫くの間、唇を重ねていた。
もう息が止まりそう…。そう思った時、土方は唇をはなした。
「…ぷはっ。・・・・ハァ、ハァ。ひ、土方…さん?」
「お前、この状況理解出来てねぇのか?」
「え?」
「誰もいねぇ風呂場で男と女がタオル一枚。なんでそんな無防備に安心しきってんだよ?」
「あの・・・・。」
そうして土方は再び葵咲に唇を重ねた。
「んんんっ!!…んっ。…は・・・・んんっ!」
さっきよりもいやらしく、滑らかに舌を絡ませてくる。痺れるようなキス。頭の中が真っ白になりそうだ。
ガクン。
葵咲は立っていられなくなり、膝からくずおれそうになった。
「おっと。」
土方がさっと葵咲の腰に手を回して支えた。
「なんだよ、立ってられなくなるくらい気持ち良かったのか?」
「ちがっ・・・・。」