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あなたと永遠に……【イケメン戦国】

第25章 あなたと永遠に……17


「かおるさん……具合はどう?」

「……佐助……くん?」


あれから何日たったんだろう?
何日?
それとも何ヶ月?
何年?


まったくわからない。

今が朝なのか、昼なのか、夜なのか……


身体は自由に動かす事も出来ない
起きているのか寝ているのか……

夢なのか、現実なのか……


私は私でいるの?



「かおるさん、しっかりして」


私の手を温かく包み込んでくれるのは誰?


「……謙信様……?」

「俺だよ、佐助だ」

「謙信様?」

「かおる、俺はいつもお前の傍にいるだろう」


誰が私を抱きしめてくれているの?
とても温かいよ

なんだか懐かしい



「喉が……渇く……」

「お茶だ。飲むか?」

「……うん」


なんでだろう?
全然のどが潤っていかない。

喉の渇きが消えないよ



「かおるさん……飲めてないっ……口からすべてこぼして……うっ……くっ……」

「泣くな佐助。1番辛いのはかおるだ
(日に日に弱っていくかおるに俺は何も出来ないのか)」

「のどが……乾いたよ」

「佐助」

「はい……謙信様」

「かおるを元の時代に帰す。早くしろ」

「はいっ……(何処だ?何処に時空の歪みが出るんだ?
一刻も早く見つけなければ。かおるさんが壊れてしまう)」


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