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【嵐小説】嵐色〜甘い味〜

第7章 頼りの味


「じゃあさ、気分転換しようぜ。

リラックスすればスランプから抜け出せるかもしれないよ?」


翔くんは考え過ぎるところがあるから。


たまには考えないで行動するのも良いのかもしれない。


「そうかもね」


少し気の抜けたように笑う翔くんを見て、内心ホッとする。


だって今の今まで思い詰めたような、深刻な顔をしてたから。


翔くんにはそんな顔似合わない。


優しい笑顔が1番似合ってる。


「ならカラオケ行かね?

そこなら2人きりになれるし練習も出来るぞ。

噛まないようにラップで練習したり。

歌詞見ないで歌ったり。

まぁ、ダンスしたり。

って結局は仕事の話になってるけど」


一石二鳥なのは事実だけど。


翔くんと2人きりになる口実をこんなにスラスラ言える自分って一体なんだろうか、と苦笑する。


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