第20章 私が猫で、猫が私 (裏:安土組全員)
ちりりん
鈴の音がなった
その音を聞き、湖が自分の髪飾りに手を当てると
「首輪・・・と言って、とある方が私につけたもの」
信長を見つめて、そう言った
「そうだな」
「主がくれる物であれば・・・浅はかな事を思い悩んだ処罰お受けいたします」
「・・・では、処罰を与えてやろう」
湖の身体を支えた信長が、その身体を畳にゆっくりと寝かせる
「明日の朝まで寝られないと思え」
シュッ
漢服の腰帯を引かれれば、着物よりもたやすく前が開く
ただし、下に着た胸当てはそのままだ
上衣から腕を引き抜けば、陽の下に白い腕がよく見える
鎖骨に口づけを落とす
それだけで、その肌は桃色に色づくようだった
「・・・I love you from the bottom of my heart」
(本当に・・・本当に・・・心の底からあなたを愛しています・・・)
湖からの返答に、含み笑いを見せる信長
お互いの額を当てれば、湖は驚いたように目を開いた
「次はすべて理解出来る言葉で伝えろ」
(すべて理解・・・あ・・・)
「「愛している」は理解出来た」
優しく微笑んだその笑みに、湖もつられるように笑った
頭上の耳もふにゃりと折れた
その耳にかるく指を当てながら、優しく口づければ湖から甘い声が零れる
まだ深く口づけをしたわけでもないのに
「ん、」
薄く開いた唇に舌を差し込み、湖を味わう最中もなにげに耳から指を離せずにいる信長
(・・・これは、これで・・・触り心地がいい)
短い毛先、毛のない部分温かくまるで湖の柔らかな皮膚を触っているようだ
やがて口づけをしたままで、その指が耳の最も薄い部分を掠めた際・・・
「ひゃぁ、んンっ」
湖が背中を反らし大きな反応を示した
「真田に尾を握られた時もそうだったが・・弱いようだな」
唇を離すと、信長は少し身を上げ触っていない耳の方へ顔を向けると、その耳先をパクリと口に含んだ
「ひゃんっ」
湖は、信長の胸に手を当てるとその着物を握り閉める
べろん・・ぴちゃん
頭上の耳の中に、水音が入る
その音だけでも愛撫になり、先ほどから刺激を受けていたのと同様、湖の子宮をきゅんと締め付けた