第4章 眠りの森の (裏:三成、光秀、秀吉)
「おーまーえーはー…この状況なにも感じないのか…?」
(状況?)
褥に男女が横たわり抱き締められている
「っ!…で、でも、、秀吉さんだから。光秀さんなら実験道具にされそうだけど、あ。あと、政宗には悪戯されそう…あと…!」
捲し立てるように話していると、両手を取られ秀吉が覆い被さるように体制が変わった
「俺だから?…俺だって男だぞ。女の裸には魅了だってされる。無防備なら手だって出したくなるぞ」
「わっ私の裸なんかっ…こどもっぽいだけでしょ」
(大学時代付き合っていた彼氏が、胸ないしこどもみたいだって言ってたもの…)
「…はぁ、、、どこが、こどもなんだ」
チリリン…
秀吉は片手で湖の手を束ねると、反対の手で寝衣をとき素肌をさらす
「きゃっ…いやっ!」
「胸も腰回りも足も…ここも」
そう言いながら、その順に湖の体に手を這わす
最後に中心の茂みにそっと指を差し込むと、湖は必死に足を閉じ拒む
ぶるぶると震え、今にも泣き出しそうな顔を見ながら指を抜かずに言う
「立派な女子だ…これに懲りたら自覚して、もっと警戒心をつけろ」
「……っ」
指を抜き、寝衣を整えてやると再度付け足した
「俺にも警戒しろ…次はないぞ」
湖が真っ赤になって縦に首を降ると、秀吉はそのまま部屋を出ていった
「っ…び…っくりした…」
(あのまま…されると思った…)
秀吉には警戒されていると思ってたので、まさかあんな事になるとはちっと考えていなかった
(秀吉さんっ色気在りすぎ…あれ…)
「そう言えば…なんで秀吉さんと一緒に寝てたんだろう??」
早朝だと言うのに、どたどたと足を音を立て空いている部屋に入り襖を閉めると
自分でも大きく聞こえるようなため息が出た
「何やってるんだ…俺は…」
(あの娘は、まだなにものかもわかってないんだぞ…)
自分の着物から香る湖の香りに顔を埋め
「あれは…手のかかる妹だ…」
そう言い聞かせるのだった