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【イケメン戦国】私と猫と

第3章 先輩


「ありがとう!佐助くんのお陰で、女中さんに迷惑かけないですみそうだよ!」

すっきりした湖の顔を見て佐助は

「湖さんの役に立てて良かったよ」
「佐助…先輩!すごく助かりました。そういえば…佐助くんは信長さまの忍なの?」
「…いいや…忍び込んでここに来たから見つかるとまずいんだ」
「!ごめんなさい…!私、知らずに長々引き留めてしまって…」

佐助は首を降ると

「いや、やっと見つけたんだ。俺たちは現代仲間だ。君の事は何かあれば守りにいくよ。それに俺は忍だから、そうそう見つからないさ…」

もう佐助は戦国忍ライフにどっぷり浸かっているようだった

「でも、今日はこれで行くよ…君と話せてよかった。また来るよ、湖さん…あ」

すっと天井に登った佐助が、最後に歯切れ悪そうにしたのを湖は見上げつつキョトンとした

「その…謝っておく…何度か着替えしたのを見た…申し訳ない…では、これにてドロン」

(?着替え…って!まさか佐助くん私が着物の脱ぎ着してた時からずっと上に!?…いや、普通に話してたけど…佐助くんにも素っ裸見れてたんだ…)

湖は、一体何人の男たちに素っ裸さらしたのかと今更ながら泣きたくなった
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