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【イケメン戦国】私と猫と

第2章 目覚めの一日


「湖様、おはようございます」
「おはよう、三成くん」

三成くんを見つけると、あのほんわか癒しの空気に染まりたく駆け出そうとすれば…

「湖、走るなよ」

秀吉が腕をつかみ止める

(あ、そうだ…)

「鈴になったら困るものね」
「鈴?猫のことか?」

その後、朝ご飯を貰いながら私は自分の事を話始めた

「…時を越えたというのは、興味深いな…」
「信じるんですか?こんな途方もない話…」

光秀が顎にてをあて考えている素振りに、家康さんが食事に山椒ふりかけながらポツリと呟く

(…そうですよね…こんな話…)

知らず知らずに息をつくと

「…まぁあんたは、もののけってよりは…化け猫にとりつかれた…って感じ…」

家康は横目で見ながら付け足した

「鈴は化け猫じゃありません!」

(…あ、でも私の妖怪疑惑は薄れてるのかな?)

「こんなに可愛らしいなら、もののけでも化け猫でも私は歓迎しますよ湖様」

三成に、にこりとエンジェルスマイルを送られドキッとしてしまう湖

(三成くん…平気でそうゆうこと言うタイプなんだ…)

「三成、湖が照れてるぞ」

くくっと笑い政宗が料理を運んでくる

「!…あれ、なんで政宗が?私お手伝いしようか」

背中から現れた政宗に驚き、なにかやることがあればと立ち上がろうとする湖に

「いや、これで終わりだ。湖、旨いか?」
「うん!どれも美味しくって…もしかして…政宗が作ったの?」

並べられた食事は朝から品数が多く、どれもさっぱりとして美味しく頂ける

「まぁな」
「すごい!!政宗!どれも美味しいよ!…でも、これ朝から作ったの?すごい早起き…」

政宗は一瞬間を置き大笑いし始めた
そして秀吉も口を押さえて顔をそらす
家康はため息を、光秀はくくっと薄笑い
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