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観察日誌  リヴァイ・アッカーマン

第73章 七十三日目



エルヴィンとハンジがウリエに母馬を亡くした仔馬を育てさせてはどうかと提案してきた。

「ウリエ、仔馬の飼育方法は勉強したか。」
「はい。本をたくさん読みました。」
「じゃぁ、この間母馬が死んでしまった仔馬をお前にやる。きちんと育てろ。」
「はぇ?」

さすがに驚いていた。
馬がどれだけ大切なものかを、ちゃんと理解しているからこその反応だろう。
間抜けな顔だった。

「きちんと勉強をしているんだろ?俺たちはデスクも訓練もある。次の壁外調査の準備もある、こまごまと仔馬の事を構ってやれるのはお前だけだ。やれるか?」
「……はい!」

子供のようにはりきっていた。
わからない事があれば、人に聞け。と言って俺はウリエを放置した。

夜、俺が部屋に戻ると、寝巻に着替える事もせずノートを大事そうに抱いたままベッドに倒れて寝ていた。





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