第1章 第1話
そして高校生が見に来るってのは珍しいから凄い見られてる
私はそんなのお構いなしでコートを見た
「高校生?」
「高校生だ」
「あの人美人」
そんなことを言われてるなんて私は知らなかった
ちなみに大地達は
菅「結愛美人だって」
澤「聞いてないな…」
田「外見だけは結愛さんいいですからね」
菅「そう言って結愛のこと好きなくせにね」
田「ちょっ!スガさん!!!」
こんな会話があったことも知らなかった
澤「結愛」
「何大地?」
澤「気になる選手でもいるのか?」
「雪ヶ丘の1番…」
なんかあの子が何かする予感がした
その瞬間
雪ヶ丘の1番が飛んだ
でもおしくも捕まった
凄い飛ぶ…
澤「…」
菅「大地?」
澤「やけに結愛真剣だから珍しくてな」
さっきから雪ヶ丘の1番は捕まってるけど諦めるなどしない
「また…捕まった…」
田「あいたーっまた捕まったーっ!!でもあの1番ギュンギュンよく動くなァ!!色々ヘタクソだけど!あれで身長があればなぁぁ!!」
身長…
身長がなくてもあの子はよく飛ぶ
それにしても田中の表現なんなの…
澤「うん後は…雪ヶ丘中にちゃんとしたセッターが居たらあの1番ももっと活きるんだろうけどなぁ」
大地の言う通りだ
あの感じからすると今年初めて出るんだろう
しかも出来たばかりだと思う…
でもあの1番は一人でメンバーを支えてる
でもその逆に
王様は独りで戦ってるみたいだ
なんでだろう
雪ヶ丘中は勝てない
あの1番が居たとしても北川第一との差はあきらかだ
でも私は雪ヶ丘中に勝って欲しいと心の底で思った
澤「…雪中の1番は奮闘してるが崖っぷちなのは変わらず…どうする雪ヶ丘」
私は思った…
絶対あの1番が何かすると、
そのとき雪ヶ丘中がトスミスをした
それはあきらかにミスだったはずなのにそのボールのところにあの1番は居た…
凄い!!!
田「マジか!!打ったよアイツ…!」
澤「驚いたな…」
菅「あんなムチャブリトスを…!」
でもあれは…
「雪ヶ丘中の負けだよ」
田「結愛さん?」
1番の打ったボールはアウトだった