万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第2章 始まり始まり~
「おい、待てお前ら。おそらく中身はポルノ映画だ。んなもん確認したらよい子が見てるスクリーンにとんでもねえもんが映ることになるぞ。3Dになっちゃうよ、お客さんの何が飛び出しちゃうよ」
「そういう下品なたとえすんなアル。お前の脳漿3Dにしたろか」
神楽がつっこんだが、銀時は気にせず続ける。
「よし。じゃあ、ここは大人の俺に任せとけよ。大人はちょっとやそっとじゃ3Dになんないから。じゃあ、映画泥棒、一緒に来てもらおうか」
銀時はティッシュを片手に映画泥棒と歩き出した。
『ふざけんな!私は警察だ!そういうのは私がするんだよ!』
瑠維もそう言って走って行く。
「いや、3Dになる気満々じゃねーか!初っ端からどんな下ネタぶっこんできてんだ!しかも瑠維さんも面白半分で行っちゃったし・・・・・」
新八のつっこみと呆れを聞いているのか定かではないが、三人は振り返ることなくトイレへと向かった。
そして、トイレである。
瑠維は映画泥棒の頭部に手を伸ばし、モニターパネルを開く。そして、それを自分達に見えるように百八十度回転させた。
「なんでお前が見るんだよ!しかもここ男子用の厠だぞ!?なんで違和感なく入ってんだよ!」
『別にいーでしょ。男の人がどーゆーの見てるのか興味あるし』
瑠維は再生ボタンを押した。
「しらねーぞ・・・・ったく・・・こんなはずじゃ・・・」
『何が映ってんのかなー』
銀時とは対照的にワクワクの瑠維は、すぐに様子がおかしい事に気づいた。モニターから眩い光が溢れだしたのだ。
「え・・・・・?」
『は・・・・・?』
光は銀時と瑠維の視界を覆いつくす。
「ちょ、まぶ、お前コレ何の映画盗撮して――――」