万事屋よ永遠なれ・・・・私は存在し続けるけど? 銀魂
第3章 ・・・・ここどこ?
銀時と瑠維は思わずと言った感じで映画泥棒とともに銀時の墓石の裏に隠れ、息をひそめた。
「おやおや、アイツの供え物がなくなってらぁ」
聞こえてきたのはお登勢の声だった。
銀時と瑠維は墓石の裏からそっと様子をうかがった。
お登勢は墓の前に屈みこみ、語りかけている。
「供え物食っちまうなんて、銀時・・・・・あんたみたいなバチあたりが、この世にいたんだね」
お登勢は柔らかく微笑み、続ける。
「そういや、アンタも昔、私の旦那の供え物盗み食いしてたっけねぇ。まさか墓場に入って同じ目にあうとは・・・・・これも因果応報ってやつかねぇ」
そしてお登勢は墓石に手を合わせる。
「早いもんでアンタが死んで五年。この町もアンタがいた頃とはすっかり変わっちまったよ・・・・・・。今のこの町見たら・・・・・・アンタはいったいなんて言うだろうね」