第7章 四男がドMに変わった日[一松]
「一松くん?講演会はどうしたのってキャッ」
一松は思わず開いた保健室のドアから無理やり入った
ガチャ
人に見つからないようすぐに鍵をかけすみれを見つめた
「ちょっと一松くん…?」
一「すみれ先生こそ、、なんでここに、、」
「わたしが体育館にいるとせっかくの講演を聞かないかららしいわよ?でもまあデカパン博士の講演は大学時代に聞いたことあるし、こっちとしてはいいんだけどね?
理由を聞いたらもう体育館に戻りなさい」
また子供扱いかよ…
一「すみれ先生!!」
一松の大きな声にすみれはドキッとする
一「ぼく、あの日のことが忘れられない、、」
「・・・・・」
一「あれから何度もすみれ先生のこと思い出して一人で抜いてた、、、」
「一松くん…」
一「すみれ先生、、なんでもするから、、、お願いだよ、、」
一松は辛そうにすみれに懇願する
もっと強気で言うはずがすみれの前では調子が狂った
「一松くん…かわいそうに、、辛い思いさせてごめんね?」
一「すみれ先生…」
優しいすみれの言葉に一松は救われた気持ちになった
そして同時に男としての期待が膨らむ