第6章 ぼくの宝物[十四松]
十「起きたー!!!!」
「??」
十「ちょっと待っててね!!!」
十四松はバットを投げ捨て、バタバタと階段を駆け下りた
十「はい!」
台所にあったたくさんの食べ物を持ってきて女の子に渡した
十「食べて!!!」
「・・・きみは??」
十「ぼく!?十四松!!!特技は野球!!」
「じゅうしまつ、、」
十「きみの名前は!?」
そう言って皮をむいたバナナを渡した
「わたしは、、、わたしは、、、」
バナナを受け取り、一口食べる
「おいしい!!!」
十「あはは!やったね!!」
「はじめて食べた!これ何??」
十「バナナだよ!バナナ食べるの初めてなんて珍しいね!!!」
「もぐもぐ、、」
十「あ!!それは皮だから食べられないよ!!!」
十四松は慌てて女の子を止める
「あはは!わたし変だね!」
十「あはは!あはは!」