第5章 わたしのペット[カラ松]
ふとスマホを見るとLINEが来ていた
「お母さんだ、、」
画面を見ると誕生日おめでとうのスタンプが
あっ、今日わたし誕生日なんだ
「てかスタンプだけって…笑」
すみれは店側からの指示で年齢を誤魔化して働いているので、名前も年齢も誕生日も作られたものだった
お店では先月誕生日してもらったから
すっかり忘れてたよ、、
ごめんね、すみれ、、、
ホントの名前はすみれなのに
東京では誰も呼んでくれない。
「なんか面白いことないかなー!」
すみれはンー!と伸びをした
?「うっ、、、くっ、、、」
ん?何か人のうめき声…?
すみれは恐る恐る声の聞こえた方へ近づく
目を凝らすと暗闇の中にゴミ箱にうな垂れた男がいた
うわ、、ホストかな?
カ「だ、誰かいるのか、、、?」
「大丈夫ですか??」
カ「やぁガール、、悪いが手を、、貸してくれないか、、?」
げげっ
なんか変な奴に関わっちゃったかも??
「いいけど、、立てます?」
そう言ってすみれは男に手を貸し、立ち上がらせた
カ「ふっ、、ありがとう
俺としたことがこんなか弱いレディに助けてもらうとは、、うっ」
わ、何こいつ、、変!!!