第3章 ねぇ僕を選んで?[トド松]
「ふー」
煙たい居酒屋を出て外の空気にほっとする
ト「へへ、出てきちゃったね。それよりホントに体調大丈夫?」
「うん、ちょっと酔っちゃってたみたい」
わわ、なんかわたし合コンあるあるの女の子みたいな発言しちゃった!?
ト「じゃあ酔い覚ましにちょっと歩こうか♪」
「うん」
そう言って2人は明るい飲み屋街を歩く
ト「ごめんね、兄さんたちから変なことされなかった?」
「ううん、されたりとかはなかったけど」
ト「あのノリはないよね、女の子の前なのに。いつも男六人でいるからマヒしてるのかも」
「六人兄弟でもすごいのに六子だもんね。でもトド松くんはなんていうか、ちゃんと普通だよね。あ、良い意味でね?あれ、ごめんね、お兄さんなのに」
ト「全然!それよりぼくのことはトッティって呼んで?」ニコッ
ドキッ
この笑顔可愛すぎでしょ
「トッティね、オッケー。じゃあトッティはわたしのことすみれちゃんって呼んでね」
ト「すみれちゃんね、かわいいね♪」
かわいいのはあなたです////
居酒屋のギラギラした光から離れ、気づくと少し明かりが少ない通りに来ていた
ト「すみれちゃんは彼氏っていないの?」
「いないよ!もうしばらくいないかな?てかいないから合コン来たんだしっ」
ト「そっか、良かった♪すみれちゃんってちゃんとしてて偉いね♪でも今日来てた女の子の中に彼氏いる子もいたよね」ニコッ
「うっ」
実は3人が彼氏がいるのにも関わらず今日の合コンに来ていた。
トッティってかわいい顔してるのになかなかブラック??
てか鋭くてすごい