HAIKYU! ! - Valentine 2.14 HQ
第5章 × 月島蛍
2月14日今日はバレタイン。
今日なら、勇気が出るから…と、月島に思いを告げる気で帰ろうとしていた月島を呼びとめた。
んだけど、なかなか、言えない。
「月島って女の子にモテるよね。」
「そうでもないけど。」
「今日もいっぱい女の子に声かけられてたよね。チョコ、もらったんじゃないの?」
「もらってない。」
「え?!なんで?!」
「どうでもいい人からもらってもね。いらないし。断った。」
受け取るくらい、してあげればいいのに。
私も、受け取ってもらえなかったら、どうしよう。
「結構残酷なことするんだね。」
「その気もないのに、思わせぶりな態度取れないでしょ?」
無表情になんてこと言うんだ。
それ、モテない男の子が聞いたら怒るんじゃないでしょうか…?
「っていうか、月島、好きな子いるの?」
「何でそんなこと聞くの?」
「いや、今の流れは聞く流れでしょ。」
「まあ、いるけど。」
まさかの即答に驚きを隠せない。
そして好きな人いるんだ…。
誰だろ…。
「なんか、そういうこと素直に言うの意外なんだけど!!」
「僕、好きな子からの質問は全部ちゃんと答えちゃうんだよね。」
ん??
今のは、どういう意味でしょうか…?