• テキストサイズ

HAIKYU! ! - Valentine 2.14 HQ

第4章 × 山口忠


「何か言ってほしいんだけど。」
「え~?え~???」


真由ちゃんは思い出したように鞄から包みを出した。


「はい。」
「何これ?」
「バレンタインだから、チョコレート。」

何で、今チョコレート?
と思いながら包みを受け取る。

「開けてみて?」

その言葉を聞いて包みを開ける。
中にはおばさんが教えてくれた、手作りのチョコレートとカードが一枚。


カードを手に取り、それを読む。



***

忠へ

いつもありがとう。
優しい忠が大好きだよ。
忠の彼女になる子は絶対幸せになるだろうな
っていつも思ってる。
私が忠の彼女になれたらいいのにな。

           真由

***


それが、答えです。
と言うように照れ笑いする真由ちゃん。

その顔があまりにもかわいくて
そのカードがあまりにも嬉しくて
気づいたら真由ちゃんを抱きしめていた。


「ちゃんと、大事にするからね。」

心の底からそう思った。


おわり
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp