第10章 準備
ユリア「・・・私、エレンくんと一緒の班なんです?」
マーレ「・・・アルミンと同じ班。」
エルヴィン「あぁ。マーレ、君はアルミン・アルレルトと共に行動してもらいたい。彼は聡明だ。君が無茶するのを止めてくれるだろう。」
マーレ「・・・俺は俺のやり方で通すと言いましたけど。」
エルヴィン「そうだ。君はその班で自由に行動してもらっていい。巨人を殺すも捕まえるも君の自由だ。・・・だが、君が無茶をして倒れるのはこちらとしては本意ではない。」
マーレ「・・・そうですか。」
ユリア「何でマーレと一緒じゃないんですか・・・?それに、リヴァイ班じゃないって・・・。」
エルヴィン「君たち個々の本当の実力が知りたい。本当は君にも外側を頼みたかったんだが、作戦に参加してもらいたい。故のリヴァイ班だ。」
ユリア「作戦?マーレ、分かるの?」
マーレ「大体な。」
エルヴィン「・・・誰かから聞いたのかな?」
マーレ「5年前の超大型巨人の出現。ここから貴方の疑問は始まった。違いますか?」
エルヴィン「・・・いいや。合っているよ。」
マーレ「俺はパスです。普通のと奇行種は始末するんで。」
エルヴィン「・・・了解した。では、彼女は参加でいいな?」
マーレ「いいも何も・・・ユリアをそこに配属したのは貴方です。」
ユリア「???賢い大きい巨人がどうかしたの??」
マーレ「当日はリヴァイ兵士長に従えばいい。」
ユリア「・・・はーい!」
ユリア「じゃあ私エレンくんに報告しに先に戻ってるよー!」
エルヴィン「・・・良かったのか。彼女に作戦を伝えなくて。」
マーレ「言ったところでアイツは当日には忘れる。勢い余ってエレンに喋られても困るしな。」
エルヴィン「なるほど。さすがは双子と言ったところだな。」
マーレ「・・・。」
エルヴィン「体調の方はいいとリヴァイから聞いているが、どうだ?」
マーレ「そうですね。1か月前よりは動けるようになったかと。・・あんまり長時間は動けませんけどね。」
エルヴィン「そうか・・・。何度も言うように、無茶はしないでくれ。」
マーレ「・・・そう簡単に喰われて死にやしません。」
そのための肩書きです。