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届かない空

第9章 不安








リヴァイ「どう思うエレン。」



エレン「な、にがでしょうか・・・?」







今は早朝。リヴァイ班の人々は1つの部屋に集められていた。

マーレ、ユリア双方は朝に弱い事を全員知っての上で、招集をリヴァイがかけたのだ。





リヴァイ「マーレとユリアだ。この中ではお前が一番二人と接点があるはずだろう?」
エレン「・・・マーレさんとは、先日立体機動の練習を・・しました。」
ペトラ「!立体機動!?マーレさん、まだ全快してないのよ!?」
エレン「はい。ですが、4年近く立体機動に触れていなかったから使い方を教えてくれないか、と言われたので・・・。」
オルオ「・・・それで?どうだったんだ?」
エレン「ベルトを付けるのには手間取ってましたが、立体機動装置の扱いに関しては、何も問題はないかと。」
リヴァイ「ほぅ。あんな身体でか?」
エレン「はい。実は、マーレさんと数十分はぐれました。その間にマーレさんは森の反対側まで出てしまって戻って来たのだと仰ってました。」
エルド「・・・たった数分で、反対側に出て戻って来たのか・・!?」



エレン「ですが、やはり全快していないために疲労されてました。長時間の立体機動操作はまだ難しいかと。」
リヴァイ「4年も触ってなかったくせに技術は変わらず、・・・いや、全盛期が化け物すぎたのかもしれないな・・。・・・ユリアはどうだ。」
エレン「本人は至って元気そうですが・・・足の調子はまだのようです。馬に乗ったりはしてました。」

リヴァイ「それらを踏まえて、お前は次の壁外調査にあいつ等を連れて行けると思うか?」
エレン「!」
リヴァイ「1か月後だ。」


エレン「・・・長時間に及ぶ壁外調査には、二人とも難しいとは、感じます。ですが、彼らの技術があれば、壁外調査の成功率も格段に上がると思ってます。」
リヴァイ「・・・なるほどな。了解した。」

エレン「・・・あの・・?」
リヴァイ「今日からこいつ等も積極的にあの双子に関わらせろ。お前たちも、いいな?」


「「「「はいっ!」」」」









エレン「・・・マーレさん達、次の壁外調査参加出来ますかね・・?」
ペトラ「多分、参加するんじゃないかしら。私達と班が一緒とは限らないと思うけど・・・一緒がいいな・・。」
エレン「・・・そうですよね。」





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