第9章 不安
エルド「?舞踏会で何かしてきたんですか???」
ペトラ「・・・あはは・・。」
ペトラはなぜか苦笑いである。
ユリア「調査兵団への支援金、とかの事?」
ハンジ「そうっ!!それもね!!!?重要なんだけどね!!今支援金が送られてきすぎて本部は大変な事になってるんだけど!!それ以外にも!!!」
ユリア「・・・何かしたっけ?」
ペトラ「ユリアさん・・・話結構聞き流してたから・・。」
オルオ「んで、何が他にあったんだ?」
ペトラ「・・・別荘を建ててあげる、とか、馬を調査兵団に寄贈しよう、とか、・・・許嫁に、とか。」
ハンジ「そうそれっ!!!許嫁!!!許嫁希望の貴族たちから毎日のように手紙やら贈り物が送られてくるんだよ!!どんだけ人気なのユリア・・・っ!罪な女!!」
ユリア「・・・?いらないなら、捨てたらいい。」
ハンジ「別荘とか馬とか捨てるに捨てれないんですけど。ユリアさん??」
ユリア「じゃあ貰っておけばいいじゃない。馬はいて困らないでしょ?」
ハンジ「ダメだ。この子貴族たちとの触れ合いに慣れすぎてる・・・。」
エレン「ハハハ・・・。」
さすがのエレンも乾いた笑いしか出てこない。
ユリア「・・・食料も、来たでしょ。」
ハンジ「うん。どれもこれもマーレ様とユリア様に食べさせてあげて下さいって、ご丁寧な手紙付きで。随分と愛されてるね?」
ユリア「私はそういう事やらされてたから。」
ハンジ「まぁ、貰えるものはこっちでもらっておくけどいいのかぃ?手紙もユリアに回さなくて。」
ユリア「いらない。燃やしといて。」
ハンジ「舞踏会の招待状は?」
ユリア「・・・それだけ頂戴。」
ハンジ「はいはーい。」