第3章 獣の王

「あ、あぁ…」

ドクドクと注がれるラウルフ様の精液。ラウルフ様は達して力の抜けた私を強く抱き締めて、まだ射精をしていた。大量の熱い液体が流れ込む。

「んっ、んん」

「クルル…」

ラウルフ様が気持ち良さそうに喉を鳴らした。朦朧とした意識の中で、熱が私の中を満たす感覚が快感へと変わってまたゾクリと体が震えてしまう。

「ラウルフ、さま…」

まだラウルフ様の射精は続いている。お腹が重く張ってくる。我慢が出来なくて下腹部に力を込めてしまったら、結合部からゴポリと精液が溢れ出て尻へと伝って行った。

「ラウルフ様、苦しい、です…」

はぁはぁと苦しさに息を付きながら、ラウルフ様に訴えた。それでもラウルフ様の射精はまだ続いたままだ。

「ん、大丈夫だ。ちゃんと量は調節してやる」

グッタリとベッドに倒れた体を掬い上げられ、膝の上に乗せられた。

「やあっ！」

私の体重でズブリと高ぶりが奥へと刺さって私は鳴いた。またゴポリと結合部から精液が溢れた。でも痛くない、気持ちいい。

「あっ、ぁ、らめ…またイッ、ちゃう…」

私は奥に刺さるラウルフ様の存在と、熱い液体に満たされる心地良さにまた達してしまった。頬を染めて小刻みにビクビクと震える私に、ラウルフ様が驚いて顔を覗き込む。

「またイったのか…もしかして、射精されて気持ちいいのか？」

「ん、うん。うん、気持いい、れす」

私は熱に浮かされたままに必死で頭を上下に動かし頷いた。ラウルフ様が喉を鳴らして私をまじまじと見詰める。

「すげー…こんなんになるなんて知らねーぞ…」

「あぁっ、やぁっ、動かな、でぇ」

ラウルフ様が身動ぎした瞬間に、また私の体を大きな快感が駆け抜けた。体を強ばらせてビクビクと震える。

「あっ！はぁ、は、ぁ」

「すげぇ、イきっぱなし」

ラウルフ様のものが私の中でまた大きくなった。それがまた私に刺激を与える。

「や、も、大きく、しなっ、でぇ」

「しょうがねーだろ？お前が悪い」

息も絶え絶えな私をまた組伏せると、ラウルフ様が動き出した。突かれる度に、結合部から精液が噴水の様に溢れ出る。

「やぁ、やあぁ」

「俺の子を産めよ、孕むまで射精してやる」

頭がボーッとする。私ははっきりとしない頭で、やる気になっているラウルフ様に、止めてだとかもっと下さいとか、矛盾したことをねだったのだった。