第7章 人外王の花嫁
ゆっくりと痛みが引いて行く。カサドラさんの角によって強化された私の体がアダマンド様に慣れて行くのが分かる。
私はアダマンド様にもう大丈夫だと伝えたくて、アダマンド様の頬へと口付けた。
「ん、アダマンド、さま、もう、大丈夫、です」
私はアダマンド様の高ぶりの形に膨らんだお腹を、そっと撫でた。うん、私の体は大丈夫。
「んっ!」
お腹の上からアダマンド様に触れると、中のアダマンド様が小さく震えた。感じてくれているのかな?私はそれが嬉しくてアダマンド様の形を確認する様に、お腹の上からアダマンド様を扱いた。
「っく…、心地良いぞ…」
はぁ、とアダマンド様が熱い吐息をもらした。いい子だとでも言いたげに頭を撫でられて得意気に笑って見せる。
「アダマンド様、動いてっ、下さい」
私の言葉に困った様に眉を下げたアダマンド様。きっと私を心配しているに違いない。
「約束、しました…次に、会ったら、抱いて…くれるって…だから…」
お願いします、と迷うアダマンド様の唇に自分の唇を重ねた。アダマンド様は驚いた様に目を見張った後、優しく微笑むと、私の頬に、手を添えた。
「分かった。私もそなたが欲しい…しかし、無理そうなら、ちゃんと言うのだぞ?」
「はい」
気遣ってくれて嬉しい。私はアダマンド様をもっと受け入れられるように足を開いて、アダマンド様の首へと手を回した。
「動くぞ?」
「はい」
唇を噛み締めてアダマンド様がゆっくりと動き出した。
「んっ、んんっ!」
ズズッと引かれて体の中の物が全て引き抜かれそうな感覚に眩暈がする。アダマンド様はまだ再生中の私を傷付けないように、小さな動きをゆっくりと繰り返した。
「あっ、あぁッ…」
動く度にアダマンド様のもので膨れたお腹が、掻き回される。その圧迫感が苦しい。
「くっ、う…」
アダマンド様がもどかしそうに目を閉じた。長い睫毛が震えている。中に埋められた高ぶりは硬くて、血管を幾筋も浮き上がらせて、更なる刺激を求めているみたい。
「んっ、あ、んっ、ぅ」
アダマンド様が私の反応を見ながら段々と動きを大きくする。私の中は不思議な事にアダマンド様が与える痛みに慣れて来て、それに代わるように甘い痺れが湧き上がっていた。
痛みに血の気が引いていた頬が上気してバラ色に染まる。アダマンド様が動きを早くした。