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人外王の花嫁

第7章 人外王の花嫁


「一息に、突いて…くだ、さっ…」

お腹がアダマンド様の高ぶりの形に盛り上がっている。痛くて苦しい、でも大丈夫。意識はしっかりしているし私はちゃんとアダマンド様を受け入れられている。
私はねだる様にアダマンド様にしがみつきながら、呼吸を整えた。

「止めない、で…絶対、止めな、で」

それでも心配そうな表情で私を見下ろし、落ち着かせようとしているのか髪を優しく撫でてくれる。

「好き、っなの…アダマンド様が、好き、だから…お願っ、しまッ、お願い…好きっ、です、好きぃ」

このままでは優しいアダマンド様は止めてしまう。そう思うと悲しくて涙が溢れてしまった。何度も好きと繰り返して必死にねだり抱き着く。
するとアダマンド様が小さく唸ったかと思うと、私を強く抱き締めた。

「っ、そなたは…何と愛らしいッ」

堪らないと言った感じで口にされて、私の腰を強く掴まれた。そして興奮したアダマンド様が容赦無く長大な塊を私へと埋め込んだ。

「ひぎっ!あっ、うぐッ、うえっ…」

その硬くて大きなものは、私の子宮口を突き破り子宮の奥へ。そのまま子宮の壁を押し上げて肋骨の辺りまで埋め込まれた。内臓や胃を押し上げられ、吐き気に慌てて口を押さえた。

「う、えぇッ、ぅ」

限界を越えて、体全体でアダマンド様を受け入れている。その無理な行為を拒否して身体中が痙攣している。涙は止めどなく流れて、口は酸素を求めてパクパクと喘いでいた。

「っ、く…」

ビクビクと痙攣する体をアダマンド様が抱き締める。このままじゃ子宮が破れちゃう…

「あ、ぅ…うっ、ふぐっ…」

我慢出来ずにひっくひっくとしゃくり上げて涙を流す。それでもアダマンド様を離すまいとしがみ着いた。

「…」

優しく、擦れた声で名前を呼ばれた。

「、…」

優しく何度も呼ばれて、髪へ唇が押し当てられる。痛みが少しでも和らぐ様に、私が落ち着く様に、アダマンド様は動かずに根気よく何度も頭を撫でてくれた。
痛みと恐怖に強ばっていた心が、ゆっくりと落ち着いて来る。

「…」

「は、い…アダマンド、さま…」

私からの返事が返って来て、アダマンド様が嬉しそうに微笑んだ。そしてチュッチュッと顔中にキスの雨を降らせる。

アダマンド様の熱に適応できる様に、応えられる様に。私の中が再生を始めた。
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