第5章 魔物の王
ルナール様は力の抜けた私を抱き上げて浴室へと向かった。そして暖める為に入った浴槽で、私を抱いた。
お風呂からあがって部屋へと運ばれる途中に、我慢が出来ないから、とおねだりされてまた廊下の陰でルナール様のものを受け入れた。
外は日が暮れて既に夜になっていた。それでも部屋に戻ってから…ずっと、私はルナール様のものを受け入れ続けている。
「ぁ、はぁ、はッ…っ…」
「好きっ、好きッ…、す、きっ」
一心不乱に私を抱き続けるルナール様。喘ぎ疲れた私の声は既に擦れてしまっている。
「んっ、んんッ!」
何度目か分からない精液を中に注がれた。もうベッドは私の愛液とルナール様の精液でドロドロだ。私のあそこは摩擦によって赤くなり、擦り切れて痛みを感じる程になっていた。
「あっ、はぁ…気持ち、いい…気持ち良い、よ、…」
「っ、ぅ…」
果てたはずのルナール様のものが抜かれること無くまた動き出した。ズズッと引かれて奥まで突き入れられると、グチュンと音を立てて結合部から精液が溢れ出た。
「ぁ…」
「、、…」
好き、好き、と私を抱き締めて来るルナール様に私はとうとう意識を手放したのだった。
「…」
私の顔に何か冷たいものがポタポタと落ちた。目を覚ますと、ルナール様が私の手を握って泣いている姿が目に映った。
「、ごめ、なさっ」
ポロポロと溢れる涙を止めたくて、私はルナール様の頬を撫でた。私はルナール様との最中に気を失ってしまったんだ。
「気持ち、良く、て…の、事、好き、て、思ったら、止まらな、くて…」
ごめんなさい、と涙を流す泣き虫なルナール様の頬を優しく撫でた。確かに体は大変で辛かったけど、ルナール様に愛されていると感じられた時間はとても幸せだった。
「ルナール様…好き、ですよ。私もルナール様が大好きです」
私の言葉にとても驚いたのか、ルナール様が目を見開いた。涙も止まったみたい。
「ね、一緒に寝ましょう?ベッドの中で、色々、お話ししたいです」
戸惑いながらベッドへと入って来たルナール様を抱き締めた。緊張していたルナール様の表情が柔らかくなる。
そして二人で色々な事を話した。
こうしてスライムの国の最後の夜は更けて行った。