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人外王の花嫁

第2章 悪魔の王


「あっ、あぁぁ!や、も、イきました、からぁ」

湯の中で達した私を湯から上げると、アダマンド様は浴槽の縁に私を座らせた。そして足を割り下部へと顔を埋め、達して愛液で濡れているそこを舌で舐めてくる。

「あっ、は、ぁ、駄目ぇ」

腰が逃げないように腿を抱えられて達したばかりでヒクヒクと震えるそこを舐められる。舌の面で何度も舐め上げられ、痛いくらいの快感に涙が零れた。

「また、イっちゃ…ああぁッ!」

クリトリスを吸われた瞬間、体を震わせ二度目の大きな波にボロボロと涙をこぼした。体に力が入らない。
でもアダマンド様は止めてくれなくて。彼の舌が私のひだを割り、男の人を受け入れる穴へと触れてくる。そして舌先を硬くするとそれで入り口を探ってきた。

「ひぁっ」

舌先がヌルリと中へと入り込む。奥まで舌を埋めたアダマンド様は、そのまま舌先を中で蠢かせる。

「あっ、やぁ…」

アダマンド様の方を見ると、彼の高い鼻が私のクリトリスにくっついていた。舌を動かす度に鼻先でそこを擦られ、アダマンド様の舌を締め付けてしまう。
高貴な人にそんなことをさせている罪悪感と、それでも堪えきれない快感に頬が熱い。

アダマンド様の舌がジュポジュポと私の穴を出入りする。

「んっ、んぁッ、ぁ…」

浅く刺激するそのもどかしい感覚に腰が揺れた。足りないよぉ、舌じゃ足りないの。

「アダマンドさまぁ」

体内にたまった熱の苦しさに名前を呼ぶと、彼が困ったような表情を浮かべた。

「そう煽るな。そなたの血を吸わぬよう堪えるだけでも辛いのだ。そんな顔をされると無理矢理にでも入れたくなる」

「だって…」

「私のものを見てみるか?」

ふと、そう言ったアダマンド様が視線を下へと向けた。私もつられるように視線を彼の下腹部へと向ける。そこには先程見えた私の腕のサイズのものが有った。でも…それは反応を見せていない。

「も、申し訳有りません!私ばかり…」

私は我に返った。アダマンド様のいっさい興奮していらっしゃらない姿に慌てて、ご奉仕をしなければと私は手を伸ばす。

「申し訳ございません…」

情けなさに涙が零れる。

「違う。泣くな。悪魔は自分の体を操る事が出来るのだ。だから…」

アダマンド様は私の手を取ると、自分のものへと触れさせた。するとそれがドクドクと脈打ち、みるみる姿を変え始めた。
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