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人外王の花嫁

第5章 魔物の王


「指、だと…奥、見れない、から…これ、なら、奥まで、きっと、見れ、る」

ルナール様が自身の透明の性器を扱いている。可愛らしい外見のルナール様からは想像出来ない、硬くて大きい質量を持ったグロテスクな高ぶり。
それを私へと見せつけながら、ルナール様は無邪気に笑った。

「んっ…はぁ、大丈夫、の、ここ、柔らかい、から…これも、きっと、入る」

「あ、あの、でも…」

ルナール様が私の腰を掴んで引っ張った。クッションからずり落ちた私は覆いかぶさって来るルナール様を見上げる。

「あの、セックス…するの、ですか?」

戸惑いながら問いかけると、ルナール様が不思議そうに首を傾げた。

「セックス…交尾の、事?交尾、違う…交尾、したら、、大変、だから…確かめる、だけ…スライムは、自分の体、自由に、使える」

だからルナール様のものを入れれば視覚をそちらへ移してそこから中を覗く事が出来るのだ、と言ったルナール様が焦れた様に私の膝を押して足を大きく開かせた。
拐われた私の体を気遣い交尾はしないと言うルナール様。でもルナール様の性器を私に入れると言う。
交尾じゃないって、どう言う事?ルナール様のものを中に入れると言う事は交尾という事になるのでは?
疑問に思いながらも、取り敢えずルナール様の言う事に従う事にした。

「大丈夫、ちゃんと、ここも…触る、から」

「っ…」

ルナール様の指先がクリトリスに触れた。ヒクンと動いた入り口が押し付けられたルナール様の先端にキスをする様に吸い付く。さっきの事で、ルナール様は私がそこに触れられると気持ちが良いのだと言う事を知ったみたい。

「んっ、入れ、る…」

ルナール様がゴクリと喉を鳴らした。そして先を入り口に改めてあてがうと、ググッと力を込めて来た。

「あ、ぁっ」

「っく…」

目を閉じて意識を何処かへ集中するルナール様。彼が私の中を確かめる様にゆっくりとゆっくりと進んで来る。

「すご、い…柔らか…でも、せま、くて…」

ルナール様がブルルッと小さく震えた。

「の、中、肉の、壁、掻き分けて、奥に…っ、はぁ、気持ち、い…」

思わずと言った言葉に、私は安心した。ルナール様はこれがセックスだとは思ってないのだろう。でも、ルナール様が気持ちが良いなら、私はそれで良いと思った。
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