第5章 魔物の王
「ここ、上の方、ザラザラ…してる…あっ、ここ、擦ったら、中が、締まって…」
はぁはぁ、と苦しそうに息をつくルナール様の髪を優しく梳いた。目を閉じているルナール様は私の中を見ているのか、初めて目にする内側に興奮していた。
「、分か、る?僕が、の、肉を、掻き分け、て、奥に、進んでる…の」
「あっ、んっ、ん…」
が僕のを押し返してるよ、と嬉しそうに口にするルナール様に恥ずかしくて頬が赤く染まる。
「はぁ、ん…あっ、奥、見え、た。ここから、蜜が、出てる、の、かな?奥、小さな、入り口が、開いたり、閉じたり…してる」
ルナール様がとても嬉しそうに笑った。そして目を開けて私の顔を見ると、驚いた様に目を見開いた。
「やっ…」
その途端にルナール様のものが質量を増した。腟内を擦られる感覚と言葉に煽られて私は気恥ずかしさにぐったりしていた。涙目でルナール様を見上げると、ルナール様は慌てて息を止めた。
「っ、あ、危な…何か、変に、なりそうに、なった…」
体を強ばらせて必死で我慢するような表情を浮かべるルナール様に、ルナール様は性について知識が無いのだと言う事を理解した。
「また、溶けて…、傷付ける、やだ…」
射精感を先日のルナール様の暴走の時の感覚に重ねてしまったらしいルナール様がまた泣きそうに顔を歪めた。私は手を伸ばしてそんなルナール様を抱き締めた。
「ルナール様…大丈夫ですよ、大丈夫ですから」
「で、でも…」
「大丈夫です。ゆっくり、腰を動かして…下さい」
「んっ…」
ルナール様が私に言われるままにゆっくりと腰を引いた。ズズッと中の高ぶりが引き抜かれる。
「あっ」
「っ?!い、痛い?」
心配そうな声に私は頭を左右に振った。そしてギュッとルナール様を抱き締めて、その耳元に囁いた。
「痛く、無いですよ?…気持ち、良いん、です」
「…」
ゴクリとルナール様の喉が鳴ったと思ったら、ルナール様に強く抱き締められた。そして引いた高ぶりを奥へと埋められる。
「あっ!」
「はぁ、はぁ…気持ち、い?、気持ち、良い?」
「んっ、うん、う、ん…気持ち、良い…ですッ」
私は必死に頭を上下に揺らし、何度も頷いて見せた。それを見たルナール様が更に大きく高ぶりを動かし始めた。