第5章 魔物の王
「……凄い」
露になった秘部にルナール様の視線が集中している。私は見ていられなくて、顔をそらした。でもルナール様に私の大切なところを見られていると思うと恥ずかしくて、我慢が出来なくて…
「あ……動い、た…」
ヒクンと動いた私の秘部にルナール様が興味深そうに声を上げた。私はその指摘に顔を真っ赤に染めた。恥ずかしくて仕方が無い。私は口を手で覆うと目を閉じた。
ルナール様の指が確認する様に膣の周囲を撫で回す。
「ここ、触られた、の?」
ルナール様の指先が膣の入り口を覆うひだへと触れた。その感触に体が強張った。
「っ!い、痛い?」
「ち、違いますっ…大丈夫、です…」
痛くありませんから、と続けるとルナール様が安堵したように息を付いた。そしてまたひだを確認する様にチョンチョンと指先でつつく。
「ねぇ、ここ、触られた、の?」
繰り返された問いかけに私はおずおずと頷いた。ルナール様は私の返事に不満そうに眉を顰めた。そしてひだを指先で拡げると、中を覗き込むようにして顔を屈めた。
「ここ、奥は?奥も…触られ、たの?」
ヒクンヒクンと蠢く膣の入り口を控え目に指先で擽りながらルナール様が問いかけて来る。私は答える事に戸惑いを覚えながらも、カサドラさんの舌が私の中を探る様に舐め回していたのを思い出して、素直に頷いた。
「っ……」
明らかに不快そうに顔を歪めたルナール様が、私の膣の入り口へと両の人さし指をかける。そしてググッと力を入れてそこを拡げた。
「っ、ぁ…」
ルナール様の指によって、クパッと拡げられた私の入り口に思わず声を上げた。
「ん…暗くて、見え、無い…」
きっと私の入り口はルナール様の指により拡げられ、閉じようと小さく動いている。それをルナール様が小さな穴からもっと奥を見ようと指を頻りに動かすのだ。
「んっ、ふっ…」
その動きが与えるもどかしさを私は必死で堪えた。
「奥、見え、な…?」
不満そうな声が途中で途切れた。不思議に思って目を開けてルナール様を見ると、目を瞬いて私の秘部を凝視している。
そして表情が綻んだかと思うとルナール様のお顔にうっすらと笑みが浮かんだ。
「の、中から…出てきた…」
何がと問いかける前に指が一度私の秘裂を撫で上げた。ヌルリとした感触。ルナール様が濡れた指を私の目の前でペロリと舐めた。