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人外王の花嫁

第4章 虫の王


「…オルガに触らせるんじゃ無かったな」

「んっ…?」

小さくキリヤ様が何かを言った気がしたけれど、甘い刺激にのまれて聞き返すことが出来なかった。親指と人差し指で硬くなった胸の突起を摘んでコロコロと転がされ、指に挟まれた乳首は形を変えて刺激に赤く色付く。

「っふ、ぁ…」

下部にヌルリとした違和感を感じた。それは私の中から溢れた愛液で、確実にキリヤ様からの刺激に体が反応している証拠だった。
キリヤ様がスンスンと鼻を鳴らした後に、さも愉しそうに口の端を引き上げた。

「匂いが強くなったね、感じてるの?ねぇ?」

答えなよ、とキリヤ様が私の乳首を引っ張る。

「ああっ、ぅ」

「ほら、ほらほらっ…答えなってば」

引っ張り上げられたままに乳首を転がされて、甘い刺激に膝を擦り合わせた。私は口に出すのが恥ずかしくて何度も頷いて見せる。

「口で言って」

「っ!?」

それでも許してくれないキリヤ様が、耳へと舌を差し込んで来る。耳の中でクチャッと濡れた音が響いてビクビクと体を震わせた。

「ひッ、ぃ、です…気持ち、ぃ、です」

恥ずかしさに堪えながら何とか口にすると、私の表情を見ていたキリヤ様が至極満足そうに目を細めた。

「そう、なら良かった」

「っ、はぁ、はぁ……え?」

答えると、キリヤ様は私から興味を無くした様に手を離してしまった。そして後は事務的にさっさと体を洗い、髪まで洗ってくれると私を湯船へと送り出した。

「風邪ひくから先に入ってて」

そう言ってご自身の体を洗い始める。私は所在無さげに自分の体を抱き締めた。まだ股の間が私の愛液でヌルヌルしてる。でももっと刺激が欲しいとか言えなくて私は逃げる様に湯船へと向かった。

「私、何だかエッチになっちゃったみたい…」

ヌルヌルを洗い流して湯船へと浸かる。以前より濡れやすくなっている様に思う。それがいい事なのか悪い事なのか分からないけれど、とにかく恥ずかしかった。
湯船の中で膝を抱えて体を丸めると、未だに硬く凝った胸の突起が膝に擦れた。その感覚がとてももどかしくて、でも気持ち良くて体を揺らして自ら胸の突起を擦り付けて刺激を求めてしまう。

「っん…」

もどかしい、もっと強い刺激が欲しい。胸だけじゃなくて下も触って欲しい。呼吸が荒くなる。私はちょっとだけ、と言い訳をしながら自身の手を胸と下部へ伸ばしたのだった。
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