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愛の外科医 【ONE PIECE】

第3章 出会い ローside


・・・ここ、どこだ・・・
俺は確か、冬島でクルーと飯食いに行く途中で海軍に見付かって・・・
なんかシャチが殺られそうだったからそっちの奴等と殺り合って・・・
そしたら、脇腹を撃たれて・・・
光に包まれた・・・。


で、

ここはどこだ。
俺の本能がここはグランドラインじゃないと言っている。
ということは、アレか。ここは異世界ってやつか。

しばらく何もせずに人の気配を探す。
するとどうだ。何か得体の知れない気配が近付いてくる。
俺の目の前を通りすぎる前に呼び止める。

「止まれ。女。」

俺が声を掛けると女は面白い程キョロキョロと辺りを見回している。

「こっちだ。」

やっと気付いたようだ。
目を細めてこちらの様子をうかがっているようだ。

かと思えば足早に立ち去ろうとする女。

おもしれぇ。

「いい度胸してんな。バラすぞ。」

俺に気付いておきながら、俺を無視するだと?
なんなんだ、あの女は。

女は観念したのかこちらに近付いてくる。
恐る恐る、一歩一歩、慎重に。

ビビらせ過ぎたか。
流石にこの怪我だ。単独で行動はできねぇ。
あの女脅して部屋でも使うか。

やっと近くに来やがった。

『あのぅ・・・何か・・・?』

女は俺を観察してからそう言った。
まるで子猫の様にか細い声だ。
が、どこか人を惹き付ける。

おもしれぇ。
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